エックスレゾネイト社では、下記メーカーの製品を取り扱っています。
◆SERS基板は、ラマン分光分析に使用し、局在表面プラズモン共鳴効果(LSPR)によって、 通常のラマン信号強度を、数桁上げることが可能です。
4n社独自の、信号増強ヒートシンク(SEHS)技術を開発し、高性能(HP)SERSとして、4n4SERS基板 を製品化しました。
◆4n4SERS基板 の特徴
ー高感度 (1ppm以下の測定が可能)
ー高出力対応(レーザー強度が500mWまで入射可能)
ー高再現性
◆4n4SERS基板の主な仕様
ー対応波長:651nm/785nm/1064nm
ー照射パワー:500mW以下、
ーウェルサイズ 5μL、
ー基板サイズ:75 x 24 x 0.3mm
ー基板材質は、ポリエチレン。
ー使用方法:顕微鏡のスライドに載せて、使用します。 1基板に、4点のサンプル測定が可能です。
◆4n4SERS基板の概要
◆増強係数の改善:2023年になって、4n4SERS基板から、4n4SERS 4×4基板へ、約16倍 に増強係数が向上しました。
図1 4n4SERS基板は、貴金属ナノ粒子を使用しており、局在表面プラズモン共鳴(LSPR)効果により、バルク材料とは大きく異なる光学的および電磁気的特性を持ちます。
その結果、表面増強ラマン散乱(SERS)を大幅に強化します。これらの特性により、HighQuant NPsの高い光学特性を利用した分子レベルでの診断に有用です。
さらに、2023年に開発された4n4SERS 4×4(図右側)は、当社の従来の4n4SERS基板(図左側)と比較して、大幅に改善され高い電界強度を生成します。その結果、増強係数がさらに増加し、4n4SERS 4×4を使用した場合の検出限界は大幅に改善しました。